Thought about system by Hiroyasu Ishikawa

We are uncovering better ways of developing system.

ICONIXプロセスのロバストネス分析をastah*でやってみたお話

これはなに

ICONIXプロセスはユースケースから駆動する開発手法で以下の本が詳しい。
www.shoeisha.co.jp
この開発手法で、ユースケース(分析)と設計の狭間にロバストネス図を使ったプロセスが存在する。
これをUMLツール(astah*)でやってみた。

なぜやるの

分析の過程でシステムを意識しすぎると、設計の幅を狭めてしまう。
そのために、システムを意識せずに分析したとする。
ここで、アーキテクチャ設計をしようとすると分析と設計の間に溝ができてしまう。
分析とアーキテクチャ設計の間にもう1つ設計(名称はロバストネス「分析」だが)を挟む。

どうやるか

ロバストネス図専用のダイアグラムはないので、コミュニケーション図で書く。
書籍と少し異なるが、目的は達成できる。また、見た目もあまり変わらない。

f:id:hiro211:20171201122050p:plain

さらに、UIやActorをパッケージでまとめるとこんな感じで構造ができる。
f:id:hiro211:20171201122131p:plain

UIとそこで実行可能な機能になっている。このまま機能仕様書の章立てになりそう。

テストライブラリ Friendly を触ってみた

UIテスト*1のライブラリを触ってみた。

GitHub - Codeer-Software/Friendly.Windows

背景

業務でUIテストを手動でやっていて、少し辛い。"Be Lazy."の言葉に従って自動化のF/Wやライブラリを触ってみている。
Google検索で見つけてひょっとしたら良いカモ、と思ったので。

準備・実装

NuGetでダウンロードして、テストコードを書く。

[TestMethod]
public void TestMethod1()
{
	var app = new WindowsAppFriend(Process.Start("UITestSample.exe"));
	var process = Process.GetProcessById(app.ProcessId);

	dynamic form = app.Type<Control>().FromHandle(process.MainWindowHandle);
	form.SetTextBoxText("HELLO");
	string text = form.GetTextBoxText();

	Assert.AreEqual("HELLO", text);

	process.CloseMainWindow();
	app.Dispose();
}

所管

UIにメッセージ送って動作させる物ではないのでUIテストっぽくない。
プロセスに対して操作するので、結合テスト用には使えるかも。

*1:実際は結合テスト

DevOpsに関するセッションのメモ

要求開発アライアンスさんの7月定例会のメモ。
DevOpsに関するセッションがあるということで参加してきた。
2017年7月定例会 - connpass

"DevOpsを国内外の事例を活用し取り入れる (Adapting Foreign DevOps Idead in Your Organization)"というタイトル。

内容

心に引っかかった箇所を以下にメモ。
※ 引用で記載していますが、まんまではありません。*1

言葉、会社(仲間、同僚)、文化が異なる。Different languages, companies, culture.
ビジネスの領域が異なる。Different business.

同じ日本であっても、会社が異なれば、ビジネスの領域が異なる。
それは、海外から来たものと同様に、「外部の物」であって、そのままではなじまない。

チームのエンジニアの技量によっても手法を取り入れられるかどうかは変わる。
Don't become "Tom" *2

であれば、海外の似たビジネスの領域から来たDevOpsを参照したほうが良い。

Dev, Ops, QA*3の重なる中心に。

共感 Empathyについて

米国であればOut Going、スポーツやBBQのような。
日本だと飲み会。飲み会は、共感を目的としたイベント。文化。

The Culture of Blame と The Culture of Shame

米国、Blame(責め、非難)の文化、sorry(謝ること)は即ち過ちを認めること。メールやチャットのような記録が残る物が流行る背景ともなっているかも。
日本、Shame(恥)の文化。

文化を変えるのは容易ではない。(変わるかも知れないが)
文化に合ったDevOpsを。
inspirationを取り入れる。やるのはあなた(自分)達。

所感

感じたことをメモ。

恥の文化、"Culture of Shame"、は新しいことへの挑戦や改善に対して、時に障害となりうるのではないか。
恥の文化を認め、これが障害とならないような手法での取り入れ(DevOpsに限らず)が良さげ。
言葉が一色で、ハイコンテクストな日本の会社の文化で、皆感じているのに、課題は明確になる機会が少ないのではないか。
課題は明確になった時点で解決に向かう力が発生すると思う。明確にならない、明文化されないような状況はなるべく避けたい。
カンバン、朝会は馴染む。話しても恥ずかしさがない状況がそこにあると思う。
Agileもそうだが、DevOpsも人の心が大きく関わってくる、ツールや手法のみに目を捕らわれないように気をつけたい。

謝辞

セッション登壇頂いた Alex Papadimoulisさん、Sei Matsumoto はじめ要求開発アライアンス運営の皆さんに感謝です。

*1:そもそもセッションはEnglish

*2:Tom、とはそのまま外部のDevOpsを取り入れようとした人

*3:Quality Assurance

TensorFlowをAnaconda環境にインストール

これは何か

TensorFlowをWindowsのAnaconda環境にインストールする方法のメモです。

何でメモしておくのか

公式のドキュメント通りに進めるとウマくいかなかったのでメモしておく。

インストール方法

Python 3.5を指定して環境を作成

conda create -n {name of env} python=3.5
activate {name of env}

tensorflowのインストール

pip install tensorflow

Vimのvisualbellを無効化

visualbellを無効化とは何か

Vimの機能であるエラー時の画面フラッシュを無効にする。

なぜ無効化するのか

Vimを操作する場合、エラーはよくあることである。例えば、画面最下部で"j"(次の行へ移動)を操作することがある。
この強く認識しなくても良いエラーの度に、画面がフラッシュするのを避けたい。

どうやって無効化するか

.vimrcでvisualbellを無効化する。

set visualbell t_vb=

TensorFlowをインストールできない

何が問題か

TensorFlowをWindows環境にインストールしようとしたらエラーとなって入れられない。

どうやって解決するの

64bit Pythonをインストールすれば以下のコマンドでインストールできる。

pip3 install tensorflow

sedで1文字以上を示す正規表現を使う

これは何か

sed正規表現の'+'(1文字以上)を使う.

何のためか

sed正規表現'+'を使おうとしたが使えずに困った.

$ echo 'ab' | sed -e 's/(ab+)//g'
ab
# aと1文字以上のbがあるのに置換されない

どうやるの

sed -e ではなく sed -E とする.

echo 'ab' | sed -E 's/(ab+)//g'

# 置換されて空文字が出力される

拡張正規表現を使うには-Eオプションを使う必要があるらしい.