Thought about system by Hiroyasu Ishikawa

We are uncovering better ways of developing system.

プロダクトバックログの粒度

この1週間くらいプロダクトバックログの粒度について悶々と考えていた。

参考になったのは以下のページの"フィーチャーだと粒度が大きすぎて"のくだり。
http://www.ryuzee.com/contents/blog/2844

プロダクトバックログの主たる目的は、オーナーが投資に対する効果を確認できることだと認識している。
もう少し具体的に言えば、その要件が実現できた時の効果と費用(見積り、ポイント)を見て、優先度を決めたり、いつまでにどれだけ実現できるのか判断したりする材料にするため、と考えられる。
つまり、投資判断ができる程度の精度で見積りできなければ意味が無い。

従ってフィーチャではどうもいかん、という事はなんとなくわかっていた。粒度が大きすぎたり不確定要素がありすぎて、見積りができないのだ。だからといってタスクの粒度だと費用はわかっても効果がわからない。複数のタスクを束ねたストーリーレベルであればわかるという事なのだろう。

で、最後に課題、あるストーリー「ほげほげができる」の開発をポイントの基準として、これを1ポイントとした時に、「ふがふがができる」というストーリーがあまりに大きくなった時(例えば20倍以上)である。しかもこのストーリーは分割が難しい、とした時である。「ふがふがができる」に必要なタスクを並べれば、数倍以内におさまるけれど、タスクをバックログに登録することになってしまう、うーん、もう少し考えよう。